流行性角結膜炎(はやり目)
アデノウイルスという感染力の強いウイルスが原因となる病気です。一般に“はやり目”と呼ばれている結膜炎です。
感染すると、5日~2週間の潜伏期間の後、「さらさらした目やにが出る」、「涙が出る」、「まぶしい」などの症状が現れます。
ほかのウイルス性結膜炎よりも結膜の症状は強く、目ヤニや充血、腫れ、痛みも伴いますが、通常は発病後10日ぐらいで軽くなります。
ウイルスに対する抵抗力をつけるため、休養を十分にとって体力をおとさないことが必要です。また、補助的に他の感染を起こさないために抗菌点眼薬や、炎症をおさえるためにステロイド点眼薬などを使用します。外出は避け、家族ともタオルを別にするなど、他の人にうつさないように十分注意しましょう。