子どもの近視とは?
近視とは
目の中に入った光のピントが合う位置が網膜より前になっている状態のことをいいます。近視のほとんどは眼球が前後に伸びることで起こります。

近視の進行時期
眼球は体が成長する時期に伸びることが多く、低年齢の頃に速く伸びる可能性があります。

近視進行抑制治療の目的
近視は子どものときほど速く進む可能性があります。早い段階からできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることが治療の目的です。

近視抑制点眼剤(リジュセアミニ点眼薬0.025%)について

近視抑制点眼剤のはたらき
この薬は眼球の前後の長さが伸びるのを抑えることで、近視の進行を抑制することが期待できます。
近視抑制点眼剤の使い方
1回1滴、1日1回就寝前に点眼します。
毎日続けて点眼することで、近視の進行を抑制することが期待できます。
医師または薬剤師の指示に従って正しくお使いください。
注意すること
点眼後に次の症状があらわれたときは、医師または薬剤師にご相談ください。
- まぶしく感じる
- かすんで見える
- 注意事項
- 点眼後、まぶしく見えたり、一時的に目がかすんだりすることがありますので、必ず就寝前に点眼するようにしてください。就寝前に点眼しても、翌日までまぶしく見えることがあります。
- まぶしさや目のかすむ症状が回復するまでは落下の恐れのある遊具の使用、屋外のクラブ活動や球技等のスポーツ、自転車や自動車等の運転、機械の操作等は行わないでください。また、必要に応じてサングラスをかけるなど、太陽の光や強い光を直接見ないようにしてください。
定期的に眼科を受診すること
点眼期間中および中止後は、定期的に眼科を受診して検査(屈折検査、眼軸長の測定など)を受けてください。点眼中止後に近視の進行が速まる可能性がありますので、自己判断で点眼を中止するのはやめましょう。

治療は10代後半まで続けましょう
近視の進行が安定化する10代後半まで治療を続けることが望ましいです。治療が終了した後も、近視が進んでいないことを確認するために定期的に眼科を受診しましょう。

費用について(税込み価格となります)
- 治療開始
- ・診察・検査費用(1,370円)
・点眼薬費用(4,380円/1本)※1カ月分 - 2回目(治療開始から1ヶ月後)
- ・診察・検査費用(1,370円)
・点眼薬費用(13,140円/3本)※3カ月分
※以降、3カ月間隔での診察となります